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吾妻火山群について

西吾妻山と吾妻火山群の関連について改めてご案内申し上げます。

吾妻山火山は那須火山帯の中で最大の火山群であり、おおまかに東吾妻火山群、中吾妻火山群、西吾妻火山群に分けられる。
火山活動は約150万年前から100万年前に始まったと考えられている。それぞれの火山群の形成年代については良くわかってはいない。
年代調査や地形の浸食状況から、火山活動は西吾妻から東吾妻へ移動してきたと考えられ、西吾妻火山群と中吾妻山火山群は約30万年前頃までに活動をほぼ終息している。
一方で東吾妻火山群は約28万年前から10万年前頃に山体崩壊を起こし、浄土平を火口底とする馬蹄型のカルデラを形成した。その後の活動で吾妻小富士、樋沼、五色沼などの火口が形成されたが、歴史時代に入ってからの噴火は一切経山に限られる。
一切経山は1977年(昭和52年)にも小規模な噴火を起こしており、気象庁で噴火警戒レベルを導入している全国47火山の一つになっている。
また、2008年(平成21年)11月には一切経山から立ち昇る噴気が確認され、その後福島市内の広範囲で噴気が原因とされる異臭騒ぎがあった。
出展:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』吾妻山 2吾妻火山より

以上のような解説となります。東西20kmにわたる吾妻連峰の中である天元台高原と一切経山の噴気孔との距離は、浄土平ビジターセンターより直線で約12km、西吾妻山山頂までは約10kmとなっております。
万が一噴火となった場合、気象庁は火口から4キロ程度の範囲を「入山規制」を示す「火口周辺警報」を発表しています。

西吾妻山の火山活動はほぼ終息でありますが、山や自然の中での危険は様々です。日常生活では考えられない危険要素を予め想定し、改めて安全な山行をお願い申し上げます。

詳しい吾妻山の火山概況は下記の通りご案内申し上げます。
【気象庁】ホームページ各種データ・資料→各火山の活動状況→ 火山活動解説資料 よりダウンロードしてご確認下さいませ。

【福島市】PDF資料

「吾妻山の観光客・登山客の皆様へ」
「吾妻山・火山防災マップ」

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